宏達国際電子（ＨＴＣ）が29日発表した第３四半期の売上高は、前期比25％増、前年同期比124％の758億5,000万台湾元（約1,990億円）だった。出荷台数は前期比25.9％増、前年同期比143％増の680万台で、同社の当初予測650万台を上回った。第４四半期は売上高1,000億元、出荷台数900万台の過去最高を目指す。30日付工商時報が伝えた。
同社の第４四半期の出荷台数について、業界からは８〜９月の時点で、グーグルの基本ソフト（ＯＳ）アンドロイド搭載のハイエンド機種「Desire HD」「Desire Z」の受注好調から1,000万台を超えるとの予測が出ていた。
しかしその後、アンドロイド搭載ハイエンド機種およびマイクロソフトの携帯電話向け新ＯＳ「ウインドウズフォン７（ＷＰ７）」搭載機種が、ソフトウエアの問題で出荷が遅れたことから、1,000万台を大きく下回る可能性があるとの見方に変わっている。
