液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）は２日、世界初となるソーラーパネルとタッチパネル式キーボードを搭載した14インチ型ノートパソコンのソリューションを発表した。搭載される太陽電池モジュールは製品全体のデザインを損なわないよう、2.1ミリメートルまで薄型化され、屋外の太陽光や室内灯の光によって発電し、ノートＰＣの電力消費を20％カットすることが可能だという。同ソリューションを用いた試作品は、今月10〜12日に千葉県の幕張メッセで開かれるフラットパネルディスプレイ（ＦＰＤ）の総合技術展、「FPD International 2010」で展示される。３日付中国時報が報じた。
ＡＵＯが発表した、ソーラーパネルとタッチキーボード搭載のノートパソコン試作品（ＡＵＯ提供）
ＡＵＯによると、同社は2008年に太陽エネルギー事業に参入して以来、他社との提携も進めており、そのうち米太陽電池メーカー、サンパワーと合弁で設置したマレーシアの太陽電池工場では既に変換効率22.2％を超える製品の生産に成功したという。
