ニュース
その他分野
作成日：2010年11月9日_記事番号：T00026412
来年の物価は「安定」＝台経院景気予測中心
台湾経済研究院（台経院）・景気予測中心の陳淼主任は８日、来年の消費者物価について「今年ほど低水準でもないが、上昇してもさして深刻ではなく、インフレもデフレでもない『安定』と形容できる状態となる」との予測を示した。９日付経済日報が伝えた。
経済部は同日、基幹食糧や金属、原油などの国際価格上昇を受け会議を開いた。ただ、主計処第三局第三科の呉昭明科長は、原料価格の上昇幅が一定に達しているものの、▽企業によるリスク回避とコスト吸収▽台湾元の対米ドルレート上昇▽電力料金や公共交通機関運賃などは政府が調整しており、石油価格の上昇に応じた値上げは行っていない――との理由から、消費者が深刻さを感じるほどには至ってないと指摘した。
