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作成日：2010年11月15日_記事番号：T00026552
鴻海の１～９月連結売上高、民間で過去最高の２兆元突破
鴻海科技集団（フォックスコン）が12日発表した第３四半期の連結売上高は8,467億1,300万台湾元（約２兆3,000億円）で、四半期ベースの過去最高を記録した。１～９月累計では前年同期比51.4％増の２兆450億元と大幅成長、民間企業としての過去最高となった。13日付工商時報が伝えた。
第３四半期の税引前利益は前年同期比23％増の667億5,200万元、純利益は同19.4%増の466億8,200万元だった。
同社は傘下の富士康国際（ＦＩＨ）での従業員自殺問題の対応策として大幅な賃上げを行ったが、この影響で低下が懸念されていた粗利益率は、第３四半期が前期比0.02ポイント下落の8.09％、１～９月でも8.24ポイントと、前年同期比約１ポイント下落しながらも８％台を維持した。
証券会社は、８％ラインを守ったことで賃上げの第１段階（６月実施、上げ幅33％）の影響は限定的だったと言えるものの、10月からの第２段階の賃上げは66％の引き上げとなるため、さらなる観察が必要としている。
