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作成日：2010年11月16日_記事番号：T00026573
50キロ入り砂糖、台糖が値下げ
台湾糖業（台糖）の魏巍総経理は15日、立法院での質疑応答の際、砂糖の国際相場下落および財政部による関税率引き下げ措置を受け、同日から業務用50キログラム（kg）入り砂糖の価格を１キロ当たり32.6台湾元から30元（約82円）へ引き下げると表明した。１袋当たりの下げ幅は130元。一方、一般家庭向け１キロ入りの価格は、これまで値上げを行わず、コスト上昇分を自社で吸収してきたため、今回は据え置くとしている。16日付工商時報などが報じた。
魏総経理によると、50キロ入り砂糖は、ベーカリー業などで使用されるほか、業者が小分けにして販売しており、１キロ入り砂糖との価格差が接近すれば、こうした業者の利ざやが縮小するため、50キロ入りの購入意欲が減退する恐れがあることも１kg入りの価格据え置き要因となった。
なお魏総経理は、「１キロ入り価格は年内は値上げしないことを保証する」と強調、年明け以降は50キロ入りとの価格差を考慮しつつ調整を検討するとしている。
