エイサーは16日、パソコンと家電機器や携帯デバイスを無線ネットワークで結ぶホームネットワーク用ソフトウエア「clear.fi」を搭載したデスクトップ型パソコン「Revo RL100」を発表した。欧米と同時発売する。17日付経済日報が伝えた。
「Revo RL100」（エイサー提供）
同社の林顕郎・台湾区総経理は「clear.fiは家庭内のクラウド・コンピューティングのようなものだ」と説明した。同ソフトウエアを使用すると、異なるメーカー間の機器の相互接続を容易にするためのＤＬＮＡ認証を取得した情報家電製品に無線ネットワーク経由で接続できる。例えば、ＰＣと携帯電話の双方にある音楽、動画コンテンツなどを容易に共有することができる。
林総経理は「エイサーが今後発売するノートＰＣ、デスクトップＰＣ、スマートフォンなどの携帯デバイスは、すべてclear.fi機能を搭載することになる」と述べた。
市場関係者は、来年のエイサーの出荷量をノートＰＣが5,000万台、デスクトップ型ＰＣが1,500万台、携帯電話端末が500万台の計7,000万台と見込んでいるほか、clear.fi機能が100万世帯に普及する可能性があるとみている。
