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作成日：2010年11月22日_記事番号：T00026698
富士康、仏山工場労使紛争発生か
鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富士康国際（ＦＩＨ）で再び労使紛争の発生が伝えられている。
21日付自由時報がロイター通信を基に伝えたところによると、中国・広東省仏山市の同社工場従業員7,000人は先週、賃上げ要求と工場の内陸部移転反対を掲げた抗議行動を展開したという。
ある従業員は同通信に対し、「約6,000～7,000人が街頭デモを行った。われわれは工場に対し不満を抱いている」と語った。また、工場の管理職が賃上げ要求を拒否し、従業員を解雇するなどと脅されたと語る従業員もいたという。
仏山工場の基本月給は1,100人民元（約１万3,800円）で、深圳工場の賃上げ後の基本月給2,000元と大きな格差が生じていることも背景にあるもようだ。
これについて、フォックスコンの広報担当者は「仏山工場で数千人が抗議行動を行ったとの報道は誇張されたものだ。組織的なストライキではなく、一部の従業員が賃上げを要求した」と説明した。
