華碩電脳（ＡＳＵＳ）の沈振来執行長は、携帯電話としての音声通話機能とガーミン（台湾国際航電）の全地球測位システム（ＧＰＳ）搭載で、片手でも持てる７インチサイズのタブレット型パソコンを来年３〜４月に発売する計画を明らかにした。ＯＳ（基本ソフト）はグーグルの「アンドロイド3.0」を採用する。23日付工商時報が報じた。
タブレットＰＣのディスプレイサイズについて、9.7インチのｉＰａｄを販売するアップルのスティーブ・ジョブズＣＥＯは以前、「７インチ製品には競争力がない」と語って注目を集めたが、市場では多くのメーカーが携帯電話機能を組み合わせた同サイズを今後のターゲットとして考えているようだ。
なお、ＡＳＵＳは今年末、マイクロソフトと提携でWindows 7（ウインドウズセブン）搭載の12インチ型タブレットＰＣを1,000米ドル前後で発売する予定だ。ただ市場では、12インチ画面は大き過ぎて需要は期待できないため、マイクロソフトの戦略に協力することが主な目的とみられている。さらに両手で持ちやすい10インチサイズで、キーボード付きのタブレットＰＣ２機種の発売も予定している。
