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作成日：2010年11月24日_記事番号：T00026761
メディアテック、来年Ｑ２に３.５Ｇチップ発売へ
ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）はこのほど、グーグルのアンドロイドＯＳ（基本ソフト）を搭載した第3.5世代（3.5Ｇ）スマートフォン向けチップを来年第２四半期に発売すると表明した。同社は10月に発売した「アンドロイド2.1」対応の2.75Ｇスマートフォン向けチップモジュール「MT6516」が好評を得ている状況を受け、早い時期に「アンドロイド2.2」対応製品を発売したい考えだ。24日付工商時報が報じた。
２Ｇ製品で今年、晨星半導体（Ｍスター・セミコンダクター）が勢力を拡大していることからメディアテックは90％を占めていた中国市場でのシェアを落とした。しかし依然独占状態と言えるシェア70％を維持している。
ただ市場では、２Ｇ製品は既に価格競争の大勢が決しており、メディアテックにとってできるだけ早くスマートフォンおよび３Ｇ分野での展開を拡大し、粗利益率を確保することが成長に向けた最良の手段との見方が出ている。
