台湾を訪れた外国人渡航者数が26日、年間延べ人数で初めて500万人を突破した。500万人目となったのは、友人らと観光に訪れた日本人の木村美津穂さんで、交通部観光局から、今回の旅行期間に限り使用できる50万台湾元（約138万円）の賞金を贈られた。交通部観光局は、今年通年の渡航者数は前年比約100万人増の延べ540万人を見込む。28日付蘋果日報などが報じた。
500万人目となった木村美津穂さん（右）は初めての台湾旅行で幸運をつかんだ（26日＝中央社）
統計によると、台湾を訪れる外国人旅行客による１日の平均消費額は216.3米ドル、平均滞在期間は7.17日だ。今年、訪台客が延べ540万人に達すれば、観光収入は47億元の増加が見込める。
観光局は、「訪台観光客の増加は観光業だけではなく、周辺産業にも良い影響を与えており、就業機会を創出している」と指摘した。
