国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ、本部米カリフォルニア州）の最新報告によると、今年の台湾半導体業界の設備調達額は、前年比130％増の99億9,000万米ドルに達し、世界最高となる見通しだ。設備調達額の上位３位は、台湾のほか、韓国、米国が占めるとみている。１日付工商時報が伝えた。
ＳＥＭＩは今年の世界半導体業界の設備調達予測額を、従来の前年比104％増の325億米ドルとの従来予測から同136％増の375億4,000万米ドルに上方修正した。分野別では、▽ウエハー生産設備、281億1,000万米ドル（前年比137％増）▽パッケージング（封止）設備、35億9,000万米ドル（同155％増）▽テスティング（検査）設備、39億6,000万米ドル（同155％増）──と予測している。
一方で、来年の業界の世界全体の設備調達規模については、従来予測の前年比９％増から４％増に引き下げた。ウエハー生産設備は調達が拡大する一方、パッケージングとテスティングでは縮小すると予測している。
