交通部数拠所の統計によると、11月の新車登録台数は前月比14.3％増、前年同月比4.4％増の３万2,738台で、これにより１〜11月では29万6,807台と昨年通年の29万4,423台を１カ月を残して上回った。11月は自動車業界各社による来年からの値上げを控え、買い替え需要が前倒しで発生した。２日付工商時報が伝えた。
トヨタの台湾総代理、和泰汽車の11月の新車登録台数は、前月比38％増の１万1,496台で、市場シェアを35.1％に伸ばした。７月に発売した「カローラ・アルティス」マイナーチェンジ版が、業界最高の3,702台に達し業績をけん引した。アルティスは、このところ予約台数がトヨタ車製造の国瑞汽車の生産能力を上回っていたが、11月にようやく予約分の生産を消化した。
なお各メーカーは、12月の新車登録台数は２万9,000〜３万台、今年は通年で32万5,000台に達して2007年の水準をほぼ回復するとみている。
