タブレット型パソコン向けタッチパネル市場での勢力拡大を目指す中小型液晶パネルメーカー、勝華科技（ウィンテック）は１日、中国・広東省東莞工場の拡充が完了する来年１月には同社のタッチパネル月産能力が10インチ換算で現在の200万枚から300万枚となり、その後さらに台中工場の月産能力を来年６月までに220万枚増強し、合計で520万枚とする計画を明らかにした。２日付電子時報が伝えた。
アップルのｉＰａｄにタッチパネルを供給するウィンテックは、その他ノートＰＣブランドからの受注獲得にも動いており、黄顕雄・同社董事長は同日、ソニーのサプライチェーン入りを果たしたことを明らかにした。また、華碩電脳（ＡＳＵＳ）、宏碁（エイサー）、デルなど大手ＰＣブランドにサンプルを送付しており、黄董事長は「ｉＰａｄ以外のタブレットＰＣも、来年は成長が期待できる」と語った。
