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作成日：2010年12月9日_記事番号：T00027089
富士康、湖南省２都市に生産拠点設置へ
鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富士康国際（ＦＩＨ）は８日、中国・湖南省政府と、省都の長沙市、および衡陽市の２カ所での生産・研究開発（Ｒ＆Ｄ）拠点の設置に関する提携枠組み協定を締結した。湖南省への拠点設置は、同社の進める生産拠点の内陸部移転の一環とみられる。９日付工商時報が伝えた。
新華社の報道によると湖南省の２拠点では、▽ハードウエア生産▽ソフトウエア開発▽三網融合（中国政府が推進する通信ネットワーク、放送ネットワーク、インターネットの一体化）関連▽新製品の研究開発・生産・販売──などの事業の展開が見込まれる。また、同社の拠点設置で、川上から川下までの関連メーカーの進出が促されると予想される。
省政府および市当局は同社の進出を重点プロジェクト扱いとし、投資環境の改善に取り組むと同時に、土地および課税の面での優遇措置を提供する見通しだ。
