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作成日：2010年12月10日_記事番号：T00027118
ライトンＩＴの薄型光ドライブ、「今年は世界３位に」
光ディスクドライブ（ＯＤＤ）最大手の建興電子（ライトンＩＴ）はこのほど、今年のノートパソコン向け薄型ＯＤＤの出荷台数が前年比142％増の3,110万台となり、同製品で広明光電（クアンタ・ストレージ）を抜き世界シェア３位に立つとの見通しを示した。10日付経済日報が伝えた。
同社の主要製品はデスクトップＰＣ向けハーフハイトドライブだが、このところノートＰＣ向け薄型ＯＤＤのシェア拡大に取り組んでおり、今年の大幅な受注増につながった。来年はさらに34％成長の4,180万台を目指す。
ライトンＩＴが９日発表した11月の連結売上高は10月と同水準の49億2,000万台湾元（約137億円）だった。同社はシェア拡大と同時にコスト構造の見直しで経費削減に取り組み、利益目標を達成する考えを示した。証券会社は今年通年の連結売上高について、前年比17.6％増の593億元と予測している。
一方、ライトンＩＴのシェア拡大に押され、広明光電の薄型ＯＤＤ出荷台数は今年1,710万台で前年比34％減、さらに来年は1,550万台で同９％減と、証券会社は減少が続くと予測している。
