台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が10日発表した11月の連結売上高は前月比4.1％減、前年同月比21.52％増の368億4,600万台湾元（約1,028億円）で、出荷減により４カ月続いていた過去最高売上高の更新が止まった。単月売上高としては今年下半期で最低となった。１〜11月売上高は前年同月比45.6％増の3,846億元。12日付工商時報が報じた。
ＴＳＭＣの第４四半期の目標売上高は1,070億〜1,090億元の水準で、10月、11月の２カ月で752億7,300万元を計上しているため、12月は317億元で通期目標を達成できる。
張忠謀ＴＳＭＣ董事長はこのほど、ＩＤＭ（垂直統合型の半導体メーカー）による外部への生産委託拡大により、来年第１四半期は本来非需要期ながら好調な業績が見込め、前期比減収幅は０〜５％にとどまる可能性があるとの見方を示している。
