自動車大手、裕隆汽車製造の自社ブランド車「LUXGEN（納智捷）」の輸出が、ドミニカおよびベトナム向け計100台余りを皮切りに始まった。台湾ブランドの自動車輸出は業界初で、来年は中東向けも加わり通年で1,000台以上の輸出を目指す。21日付経済日報が伝えた。
納智捷汽車の胡開昌総経理は「海外市場開拓は、LUXGENブランドにとって重要な使命。販売台数はまだ少ないが台湾自動車産業の50年の努力を象徴する意義深いものだ」と自負を示した。海外での販売拠点網を整備しながら、さらに輸出を強化していく方針だ。また来年は、中国の東風汽車との合弁、東風裕隆汽車でも第２四半期中にLUXGEN生産を開始する。
LUXGENは今年、台湾市場での販売１万台の目標を11月中に達成した。来年は約６割増の１万6,000台を目指す。今年既に黒字転換し、来年も利益を拡大していく構えだ。
