かつて人気を誇った料理対決番組、「料理の鉄人」に中華の達人として登場し数々の挑戦者を打ち負かした四川料理の名人、陳建一さんが来年４月、台北晶華酒店（グランド・フォルモサ・リージェント・タイペイ）に招へいを受け、ホテル内のレストラン、晶華軒（シルクスハウス）とａｚｉｅで腕前を披露する。２日間で60テーブル分の調理を自ら行う。22日付聯合報などが報じた。
1993〜99年にフジテレビで放送された「料理の鉄人」は、毎回１人の料理人が登場し、和食、中華、フレンチの「達人」の中から１人を指名し、対決するという内容。中でも陳建一さんは、番組開始から終了まで「鉄人」を務めた唯一の料理人で、67勝22敗３引き分けという戦績を残した。
現在日本で５ブランド17店を経営している陳建一さんは、日本に麻婆豆腐を広めたことで有名な中国人、陳建民さんと日本人の母親との間に東京で生まれた。小中学校は台湾系の華僑学校に通ったため、今でも中華民国国歌が歌えるという。台湾人の人情味が好きで台湾には「数十回は来ている」そうだ。
