太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶製品（シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、ＳＡＳ）傘下の半導体エピタキシャルウエハーメーカー、米グロービテックは21日（現地時間）、米テキサス州シャーマンで第２工場の完成式を行った。22日付工商時報が伝えた。
第２工場は既存の第１工場（月産30万枚）がフル稼働状態となったため、建設された。第２工場の生産能力も第１工場並みが見込まれる。
盧明光ＳＡＳ董事長は「グロービテックは現在、北米最大のエピタキシャルウエハーメーカーだが、第２工場完成で世界１位へと躍進することになる」と述べた。
グロービテックは2000年の設立で、赤字経営が続いていたが、08年にＳＡＳの出資を受け、09年６月に単月黒字化に成功。09年は110万米ドルの黒字を計上した。10年は前年の10倍の1,100万米ドルの利益が見込まれている。同社は今後、台湾での新規株式公開（ＩＰＯ）も検討している。
