大雪により欧米で交通障害が発生し、鉄スクラップの供給が激減している影響で、鉄鋼製品の国際価格が急上昇している。これを受けめっき鋼および焼付鋼大手の盛餘（SYSCO）と燁輝企業は、輸出向け製品で１トン当たり100米ドルの値上げを行ったようだ。２社は受注増も加わり来年第１四半期の業績に恩恵を受けそうだ。22日付経済日報が伝えた。
証券会社によると、台湾の鉄スクラップ輸入相場は第３四半期の１トン当たり平均380米ドルから最新価格は465米ドルに上昇、12月の平均価格は10.5％上昇の420米ドルとなる見通しだ。なお電炉メーカーは、米国からの鉄スクラップ輸入価格は今後、１トン500米ドルまで上昇するとの見方を示している。
