ニュース 金融 作成日:2010年12月27日_記事番号:T00027429
中央銀行が24日発表した11月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比で9.18%となり、11カ月連続で低下した。25日付経済日報が伝えた。
一方でM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同5.2%となり、6カ月連続で上昇。M1BとM2の伸び率の差は3.98ポイントまで縮小した。
市場では、株式市場への投資待機資金の指標となるM1Bの伸び率が1けた台に落ち込み、M2の伸び率がM1Bの伸び率を上回る「デッドクロス」の到来を予測する見方が出ているが、中央銀行経済研究処の陳一端副処長は「年内にデッドクロスを迎えることはない」との見方を示した。
陳副処長はまた、「M1Bの伸び率低下は比較対象となる前年同月の数値が高かったためで、現在市中には資金が十分にあり、株式市場への投資資金の流れに影響は生じないとみている。来年初めにはM1B伸び率の低下に歯止めがかかるのではないか」と分析した。
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