自動車大手、裕隆集団傘下で自社ブランド車「LUXGEN」を展開する納智捷汽車は、７人乗りの多目的車（ＭＰＶ）とスポーツ多目的車（ＳＵＶ）の２車種に瑕疵（かし）が見つかったとして、約１万4,000台のリコール（回収・無償修理）実施を決めた。15日付自由時報が伝えた。
リコールの対象となるのは2009年８月31日〜10年11月12日に生産されたＳＵＶとＭＰＶ。パワーステアリングの圧力スイッチで正確な圧力調整ができず、12件の苦情と１件の事故が発生。１万398台の修理を予定している。また、10年５月17日〜10月18日に生産されたＳＵＶでは、ヘッドライトバラストの絶縁部分に不具合があり、電圧が不安定になることから、90件の苦情が発生した。これによる修理対象車は3,712台となる。
納智捷汽車は「購入者に電話などで通知を行っており、既にリコールの半分は完了している」と説明した。
