聯華電子（ＵＭＣ）は、2011年の設備投資を前年並みの18億米ドルと宣言した。製造プロセス65ナノメートルの売上構成比を40％に拡大し、40ナノプロセスも下半期に10％まで引き上げる予定だ。28ナノプロセスも年内に試験生産し、12年に量産する計画だ。27日付電子時報が報じた。
ＵＭＣは今年の設備投資18億米ドルのうち、87％を12インチウエハー工場の生産能力25％増強に投じ、残り13％は８インチ工場の増強に充てる。同社全体で生産能力が11％成長する予定だ。
製造プロセス別の売上構成比は、昨年第４四半期、65ナノ以下が前期の30％から35％に拡大し、中でも40〜45ナノが５％に増えた。
ＵＭＣが26日発表した昨年第４四半期の売上高は前期比4.1％減、前年同期比12.9％増の313億2,000万台湾元（約890億円）で、純利益は前期比26.3％減、前年同期比46.1％増の64億2,000万元だった。通年では売上高が前年比35.9％増の1,204億3,000万元で、純利益は同516.9％増の239億元、出荷量は８インチウエハー換算で452万2,000枚だった。通年売上高と出荷量は過去最高を更新した。
