ニュース
電子
作成日：2007年9月27日_記事番号：T00002851
奇美電、冠捷と戦略提携へ
27日付蘋果日報によると、奇美電子（ＣＭＯ）は、モニターＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）で世界最大手の冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）と近日中に戦略的投資計画を進める。奇美電が冠捷の株式の一部を取得し、冠捷は奇美の液晶モニターの生産ラインを買い取る。奇美はこれについてコメントしていない。
冠捷の今年の液晶パネル出荷台数は4,000万台を上回り、液晶テレビも400万台をうかがっている。証券会社の予測によると来年はさらに伸び、液晶モニター5,000万台、液晶テレビ700万台に達する見通し。現在ＴＦＴ─ＬＣＤ（薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ）パネルの供給がひっ迫しており、奇美電との戦略的提携は必然といえる。一方、奇美電も顧客分散によるパネルの安定出荷が期待でき、両者の思惑が一致した形だ。
