米経済誌フォーブスが９日発表した2011年版の世界長者番付によると、台湾ではスマートフォン大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）の王雪紅董事長（台湾プラスチックグループの創業者、王永慶氏の娘）と陳文琦総経理の夫妻が、資産68億米ドルで首位となった。フォーブスは王董事長について「ハイテク業界で最もパワフルな女性」と紹介している。昨年首位だった鴻海精密工業の郭台銘董事長は３位となった。10日付中央社電が伝えた。
初の首位となった王雪紅氏（１０日＝中央社）
２位は蔡万図氏（国泰人寿保険を中心とする霖園グループ創業者、故蔡万霖氏の息子）とその家族、４位は食品大手、旺旺控股の蔡衍明董事長、５位は台プラ王永慶氏の弟、王永在氏。６位にはノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）の林百里董事長と、宏泰建設の林堉璘董事長が並んだ。
