自動車大手の裕隆集団は22日、同社と中国・東風汽車との合弁会社で、自社ブランド「LUXGEN（納智捷）」の自動車を生産する東風裕隆汽車に対し、約６億人民元（約74億円）の追加投資を行うことを董事会で決議した。生産能力拡充や販路拡張を通じ、中国市場で長期的な地位の確立を図る構えだ。同社は「第一段階として年産能力を12万台まで引き上げる」としている。23日付経済日報が伝えた。
今回の増資により生産拡充のほか、8,048万人民元を投じて協力業者と合弁会社６社を設立し、さらに同６社を通じてLUXGEN車を販売するディーラー10社を開設する。LUXGENは７月から中国での販売を予定しており、今後は中台でディーラー計50社の設置を目指す。
