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作成日：2007年10月1日_記事番号：T00002909
金管会、国華人寿に再び増資要求
行政院金融監督管理委員会（金管会）はこのほど、財務状況が悪化している生保会社、国華人寿保険に対し、再び増資を求めた。現在の大株主による増資が不調に終わった場合には、外資による資本参加を促す考えも示しているという。１日付経済日報が伝えた。
国華人寿は数十億台湾元の自己資本割れの状況にあるとみられ、今月には自社ビルを売却し、財務状況の改善に努める方針。しかし、売却収入は40億元（140億円）に過ぎず、財務状況の改善には程遠い見通しだ。
国華人寿は先月20億台湾元の増資を実施したばかり。この際には、経営者の翁氏一族と美麗華集団との間で経営権の争奪戦が起きた。再増資では再び経営権争いが表面化することが確実視されている。これについて、金管会幹部は「経営権争いは株主間の問題で、監督機関は介入しない。ただ、財務体質を強化するため、国華は増資が必要だ」と指摘した。
