製紙大手の永豊餘造紙は15日、工業用紙生産能力拡充のため、中国・江蘇省揚州工場に4,000万米ドルの追加投資を行うことを董事会で決定した。31日付工商時報が伝えた。
永豊餘造紙は揚州での工場拡張に総額１億2,000万米ドルの追加投資を計画しており、まずは工業用紙の増強を行った後、速やかに家庭用紙およびバイオパルプ工場の拡充を進める考えを明らかにしている。
中国では第12次５カ年計画（2011～15年）が始動して以来、工業用紙の需要が高まっており、台湾大手も中国での生産増強に栄成紙業が１億5,000万米ドル、正隆紙業も1,500万米ドルと、この１カ月内で相次いで追加投資を決めている。
