台北市政府が進める公衆無線ＬＡＮの無料化計画でこのほど、事業者に高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）事業者の全球一動（グローバル・モバイル）が決まり、５月から市内各地で接続速度毎秒512キロビット（Kbps）のインターネット接続サービスが無料で利用できるようになる。12日付蘋果日報が伝えた。
利用回数や時間に制限はないが、動画投稿サイト「ユーチューブ」などデータ通信量が多いウェブサイトには接続できない。初回使用時には、携帯電話番号による認証が必要となる。
全球一動は今後、基地局の増設に努め、10月には台北市の人口の90％をカバーする計画だ。
市民の間には「サービスが安定すれば、第３世代（３Ｇ）移動通信用のネットワークカードを返却しようと考えている」と話す人もいる。
