華碩電脳（ＡＳＵＳ）ディスプレイ事業部の邱耀輝協理は12日、今年の液晶モニターの目標出荷台数を前年比２割増の450万台とし、北米、中国、欧州などの主要市場では２けた成長を目指す考えを示した。13日付工商時報が伝えた。
ＡＳＵＳは先ごろ閉幕した春季電脳展で、３Ｄモニターの最新ＰＡシリーズが好調な販売となった（同社提供）
同社はゲーム向けや３Ｄ（３次元）など特定分野用の液晶モニターを、ＮＥＣやＥＩＺＯなど日系ブランド向けに生産しており、今年はこれらの製品の売上比率が２％以上に達する見通しだ。こうした製品は色彩表示に優れ、同サイズの一般の液晶モニターより価格が１万台湾元（約２万9,000円）高い。３Ｄモニターは第３四半期に27型を発売し、出荷９万台を目指す。
液晶モニターの今年の世界市場規模は昨年並みの１億6,000万台と予想されており、その中でＡＳＵＳの「２割成長」は強気な目標だ。
