トヨタ自動車の販売総代理店で、台湾最大手の和泰汽車の９月の新車販売台数が前年同期比３割の減少となり、これが影響して台湾市場全体でも13.5％の減少となった。和泰汽車は２日、2,400ccの大型車「カムリ」を発表するが、２日付経済日報によると、その席上で年間販売目標を10万7,000台から10万台へ下方修正する報告も行うとみられる。
和泰汽車は８月の販売台数が１万台を超え、前年同月比成長率は178.7％を記録したが、９月の成績は一転し、販売台数はわずか4,855台にとどまった。昨年同月比３割減というだけでなく、市場シェアも８月の41.4％から22.4％に大きく落ち込んだ。
９月は各メーカーとも続々と新車を投入したものの、株価の下落や政治情勢の影響を受け消費意欲が減退したことにより、新規登録数は最低予想の２万4,000台にも及ばず、２万1,632台にとどまった。
