友達光電（ＡＵＯ）は18日、同社が生産する多結晶シリコン（ポリシリコン）太陽電池モジュール２種および単結晶太陽電池モジュール１種が、米カリフォルニア州エネルギー委員会（ＣＥＣ）から「太陽エネルギー電気設備合格リスト」への登録承認を受け、米国市場に正式参入することになったと発表した。今後、欧州市場での経験、太陽電池システムチェーン垂直統合の強みを生かし、現地販売業者と協力して多様な需要に応えたいとしている。19日付工商時報が報じた。
カリフォルニア州の太陽光発電計画の規定によると、同州で住宅用・商業用に太陽電池システムを設置する場合、「合格リスト」に挙げられた製品を購入すれば、補助金を受けることができる。太陽電池市場では依然、政府の財政補助が重要な役割を果たす中、同リスト入りに承認を受けたことは、市場参入への入場券を得たに等しい。
ＡＵＯによると、今後同社の３製品はカリフォルニア州以外に、同州の「合格リスト」を認証するコネチカット州、マサチューセッツ州、ネバダ州などでも販売できる。
