裕隆集団と中国・東風汽車の合弁会社、東風裕隆汽車の周文杰董事長は19日、「LUXGEN（納智捷）」ブランド初のセダン、「Neora」を2012年中ごろ、中台で同時に生産・発売すると宣言した。なお、同ブランドから中国市場に初めて投入されるモデル、スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「LUXGEN7 SUV」は、６月に予約受付を開始し、８月に正式発売となる。今年は約４カ月で１万5,000台の販売を見込む。20日付工商時報が伝えた。
上海で発表されたＥＶコンセプトカー「Neora」。軽量と加速性能の良さをうたっている（LUXGEN提供）
周董事長は、LUXGENブランドの今後の中国展開について、５年以内に年間販売台数20万台、売上高250億人民元（約3,160億円）、営業利益率５％を目指すと表明。毎年１〜２モデルを投入する計画で、来年第２四半期には「LUXGEN7 MPV」および「LUXGEN7 CEO」も発売する予定だ。
またLUXGENは19日、上海で開催された上海国際車展覧会に台湾ブランドとして初めて出展し、「LUXGEN7」シリーズの展示のほか、電気自動車（ＥＶ）コンセプトカーとしての「Neora」も発表した。同ブランドは５月から中国杭州市の電気自動車モデル運行計画に参画し、公務用、一般レンタル用に３車種を提供する計画で、来年から電気自動車の中国生産も開始する予定だ。
