今月20日から３日間の日程で東日本大震災の慰問と激励のため、訪日団を率いて東京を訪れた王金平立法院長は22日の記者会見で、宿泊していたホテル従業員全員に整列して見送られたとのエピソードを披露し、「日本国民が台湾の支援に大きな感謝の気持ちを持っていることが伝わった」と語った。23日付日付自由時報が伝えた。
八芳園の従業員らと握手を交わす王立法院長（22日＝中央社）
王立法院長ら訪問団が２日間宿泊したホテルオークラでの滞在を終え、ホテルを出ようとしたところ、同ホテルの社長や従業員ら約70人がロビー前に整列し、見送った。その際、ホテルのマネージャーの一人が、「東日本大震災に対する台湾からの支援に対し、日本人を代表して感謝の意を伝えたい」と述べたという。
また、東京・白金台にある結婚式場「八芳園」で行われた記者会見後にも、同式場の従業員約200人が100メートルにわたって整列し、「ありがとう、台湾」と感謝を述べ、それに感動した王立法院長は従業員一人ひとりと握手を交わしたという。
