コーヒーチェーン、85度Ｃを展開する美食達人（ＫＹ美食）の謝明恵財務長は22日、中国で新たに100店舗を増設するなど、今年は設備投資に前年比40％増となる14億台湾元（約39億円）を投じると表明した。なお今年の全世界での目標店舗数は600店。23日付経済日報が伝えた。
同社は中国では今年、成都市や重慶市、ハルピン市など内陸部や中堅都市を重点として店舗網拡大を進める方針だ。今後同国では５年間、毎年100店舗を追加する予定で、2016年には1,000店規模に達する見込みだ。謝財務長は、今後２〜３年、85度Ｃは毎年20〜30％の売上高成長を維持し、展開を大都市から中堅都市へ拡大することでさらなる成長を狙うと述べた。
また店舗拡大に合わせ、中国の85度Ｃで重要な収益源となっているパン製品の供給を補うため、南京市および福州市にに４カ所のセントラルキッチンを設置する計画だ。同社は現在、上海市と杭州市にセントラルキッチンを構えており、さらに来年には北京市と深圳市で生産を開始する予定。
