台北晶華酒店（グランド・フォルモサ・リージェント・タイペイ）の直営ブランドモール「麗晶精品購物中心（リージェント・ギャラリア）」が27日、同ホテル地下にソフトオープンした。同日付工商時報が伝えた。
リージェント・ギャラリアは、晶華国際酒店集団（フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ）がホテル・飲食店経営、高級住宅管理に続いて参入した新規事業となる。同社は地下のショッピングフロアの経営をデューティー・フリー・ショッパーズ（ＤＦＳ）に委託していたが、昨年から直営に切り替え、大規模な改装を進めてきた。
晶華国際酒店集団の潘思亮董事長は「他のブランドモールとの差別化を図るとともに、ホテル、オフィスビル、高級住宅管理、ショッピングモールの経営経験を生かし、対岸（中国）で複合開発に取り組みたい」と述べた。
一方、同社は傘下のホテルブランドの海外展開を加速する方針だ。同社は現在、晶華酒店のほか、麗晶酒店（リージェント）、晶英酒店（シルクスプレイス）、捷絲旅（ジャスト・スリープ）という４つのブランドで、異なる客層向けのホテル事業を展開している。来年にはインドネシア・バリ島、モルディブ、タイ・プーケット島に進出。2013年にはアブダビ、ドーハのリージェントが開業する予定だ。中国でも観光地へのリージェントの進出を目指す方針で、海南島が候補に挙がっている。
