声宝（サンポ）傘下、空調用コンプレッサー最大手の瑞智精密は29日、中国・広東省恵州市と山東省青島市に、インバーター式コンプレッサーの生産ラインを各１本増設することを明らかにした。投資額は20億台湾元（約56億円）。各生産ラインの年産量は150万台で、来年中ごろの量産開始を目指す。30日付工商時報が伝えた。
同社主管は新ライン設置計画について、コンプレッサーの受注見通しは６月末まで立っている状態で、既存ラインだけでは足りないためと説明した。
同社は３月末にも年産能力150万台の生産ライン１本を恵州市に増設、量産を開始しており、今回の増設で総生産能力は年産1,100万台から1,400万台に拡大する。
なお、同社第１四半期の非連結売上高は前年同期比13.32％増の11億9,100万元、税引前利益は１億7,100万元。連結売上高は同36％増の38億8,400万元、同純利益は１億4,500万元。
