ニュース 電子 作成日:2011年5月2日_記事番号:T00029721
液晶パネル大手の友達光電(AUO)は4月29日、中国の同業、龍飛光電(江蘇省昆山市)の第8.5世代液晶パネル工場に7億9,600万米ドルの投資を行うことを董事会で決議した。中国のテレビ向け液晶パネル市場への参入を拡大することが狙いとみられる。30日付経済日報が伝えた。
龍飛光電の第8.5世代工場は来年末に量産開始予定だが、市況によっては量産開始時期が先送りされる予定だ。AUOによる出資計画は今後、経済部投資審議委員会(投審会)による認可が必要となる。
AUOの楊本豫財務長は「中国の次世代液晶パネル工場の設置免許枠はすべて発給済みであり、新規免許の申請はできない。このため、出資以外に中国進出の目的を達成する方法はない」と説明した。
液晶パネルメーカーが独自で第8.5世代工場を建設するには、1,000億台湾元以上(約2,860億円)の投資が必要になるため負担が重い。AUOは第1四半期に139億元の赤字を計上するなど懐事情も苦しく、7億9,600万米ドルの負担で中国での液晶パネル生産能力を確保できるならば有利だと判断したもようだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722