華碩電脳（ＡＳＵＳ）の沈振来執行長は４月29日、同26日に北米市場で発売したタブレット型パソコン「Eee Pad Transformer」について、「初回出荷分は『秒殺』で売り切れとなった」と売れ行き好調を強調した。同製品は今週から供給量を増やし、第２四半期の出荷量は30万台を超え、さらに下半期は毎月の出荷台数がほぼ倍増する見込みだ。30日付経済日報などが報じた。
ＡＳＵＳの「Eee Pad」はネット通販販売のアマゾンで発売直後に人気商品１位となり、出荷が追いつかない状況となったという（同社提供）
同製品の１日の生産量は先週の時点で5,000台を超えていたが、今週は１万台まで増やす予定だ。
なお同社の第１四半期売上高は739億500万台湾元（約2,100億円）で前期比12％減となった。ただ粗利益率、営業利益率はともに上昇した。第２四半期の見通しについて同社は「５％以内の増収」としているが、マザーボードの値上げ、ノートＰＣの出荷成長、さらにタブレットＰＣ出荷の大幅増が見込める中、証券会社からは「慎重すぎる」との見方も出ている。
