液晶パネル用バックライトモジュールメーカー、奇菱科技（チーリン・テクノロジー）は２日、子会社の龍亭新技が、電子ペーパー事業に参入すると発表した。ＩＣタグ、医療分野、物流、自動化設備（ＩＡ）などの各分野に応用できる、低消費電力の中小型電子ペーパーモジュールの研究開発（Ｒ＆Ｄ）、設計を行う。３日付工商時報などが伝えた。
電子ペーパーのディスプレイ技術は米イーインク社から導入し、同社の電子ペーパーフィルムを使用した低消費電力ディスプレイの商品化を目指す。
市場調査機関、ディスプレイサーチによると、電子ペーパー市場は2018年に90億米ドル規模への成長が見込まれる。
