台北101ビルの林鴻明董事長は、仏ファッションブランド、クリスチャン・ディオールが年内にも同ビルに世界最大500坪の売り場をオープンすると明らかにした。４日付経済日報が伝えた。
台北101ビルは中国人観光客が必ず訪れる人気スポットで、昨年には予想より２年前倒しで黒字転換を達成した。来月にも中国人の個人自由旅行の解禁が見込まれる中、高級ブランド売り場を増やすため、数千万台湾元（１元＝約2.8円）を投じて４階と５階を改装する。ビル全体の売上高は今年、前年比10％以上成長で100億元突破、利益は約43％増の４億元を目指している。
一方、新光三越百貨は４月に改装が終わった台中中港店で、英バーバリーの台湾最大、100坪の売り場がオープンした。太平洋崇光百貨（太平洋そごう）は、昨年の売上高300億元余りの２％が中国人観光客によるもので、自由旅行の解禁で５％まで拡大すると見込む。
