アップルが３日（米国時間）、オールインワン（モニター一体型）パソコン「ｉＭａｃ」の新モデルを発売した。業界関係者によると、「ｉＭａｃ」はオールインワンＰＣ市場で50％以上の世界シェアを持つため、同製品を長期にわたって集中的に受託生産しているとされる広達電脳（クアンタ・コンピューター）は、同市場で最大手の地位をより強固にするとみられる。５日付電子時報が報じた。
新「ｉＭａｃ」は全モデルにインテルのクアッドコアプロセッサ（サンディ・ブリッジ）、高速インターフェース「サンダーボルト」を搭載した（アップル提供）
クアンタは一貫して「特定顧客についてはコメントしない」との立場だが、先ごろの業績説明会では「今年末にはノートＰＣ以外の売上高構成比が30％を超え、そのうちオールインワンＰＣの比重は相当高くなる」との見方を示している。
業界予測によると、今年のオールインワンＰＣの世界出荷台数は約1,000万台規模が見込まれ、「ｉＭａｃ」はシェア５割超を維持するとみられるため、クアンタの出荷台数も500万台を突破する見通しだ。
