ニュース 金融 作成日:2011年5月6日_記事番号:T00029825
中央銀行の林孫源・外匯局長は5日、外貨準備に人民元を組み入れることについて「法的な問題はない」との見解を示した。ただ問題点として、人民元は依然、管理通貨であり流動性が低いこと、取得チャネルが限られることを挙げ、今後、中台間の通貨決済システムを通じて解決する必要があると強調した。6日付中国時報などが伝えた。
なお、中銀が同日発表した4月末時点の外貨準備高は3,995億4,100万米ドルで過去最高を更新、4,000億米ドルが目前に迫った。前月末からは69億1,500万米ドル増加し、増加幅は過去7カ月で最大となった。
外貨準備高の大幅増について同日付工商時報は、ユーロ高により資産価値が大幅に上昇したことに加え、急速に進む台湾元高を抑えるため、中銀が大量の米ドルを購入したためと分析した。
台湾の外貨準備高世界ランクは変わらず4位で、上位3位は▽中国、3兆447億米ドル(11年3月末時点)▽日本、1兆414億米ドル(同)▽ロシア、4,542億米ドル(同)──だった。
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