建設コンサルティング米最大手のＨＤＲはこのほど、台湾政府が桃園国際空港周辺の桃園航空城内に整備を計画する「国際医療専区」における商機を好感し、下半期に台湾拠点設置を予定していることを明らかにした。同社は、行政院衛生署「国家防疫中心」の設計コンペティションを勝ち抜き、受注に成功しているほか、長庚大学の齧歯（げっし）動物実験室なども設計を手がけた経験がある。20日付工商時報が伝えた。
同社は安全性の高いバイオメディカルセンター、製薬工場、医学センターなどの設計を得意としており、研究施設から高度医療施設など幅広く手がけている。今までに、米国国家衛生研究院、米国疾病管制局、ジョンズ・ホプキンス大学、デュポン生物科技園区など、世界50カ所以上のバイオメディカル施設設計の実績がある。
