工業用ミシン世界最大手のＪＵＫＩ（本社・東京都、清原晃社長）は19日、台湾の同業で世界シェア３位、高林（SIRUBA）との包括提携合意書の締結を決議したと発表した。両社は今年６月30日までに、株式を持ち合う資本提携も行う予定。出資額はＪＵＫＩが高林株を３億円相当、高林がＪＵＫＩ株を２億円相当。なお、株式は最低３年間継続保有される。20日付経済日報などが伝えた。
今後両社は、▽製造▽購買▽開発▽販売・サービス▽人材交流──などで協力を行う考えで、業務提携内容の検討・協議、進ちょくおよびシナジー効果の実現を適切に管理するため、共同でプロジェクトチームを設置する。
高林も同日、ＪＵＫＩとの提携合意書締結を董事会で決議。両社は今後、製品の相互ＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）などで協力していくと発表した。
