23日付蘋果日報が市場の観測を基に報じたところによると、今年初め、益通光能科技（イートン・ソーラー）への出資比率48％で筆頭株主となった英業達（インベンテック）が、業界の低迷を受けてイートンのリストラに着手したもようだ。早期退職優遇制度の実施を社内で既に発表したとされ、同社従業員約1,900人の３分の１を削減する計画とみられる。観測に対しイートンは、「不景気のため、人員の適度な調整は確かに行う」としたものの、規模や条件については明らかにしなかった。
証券会社は、業界景気が好転しなければリストラの波が他のメーカーにも波及するとみている。
このほか、太陽電池用多結晶シリコン（ポリシリコン）ウエハー最大手、緑能科技（グリーン・エナジー・テクノロジー）は、顧客の値下げ要求に応じてウエハーのオファー価格を１枚３米ドルまで引き下げた。さらに、市場の需要が鈍っているため、生産を自社のみで十分賄えると判断して他社への委託を中止する予定だ。
