「大学を卒業したら結婚する」など言って、交際相手の自営業の男性（33）から４年間にわたり学費や生活費を受け取った揚げ句、卒業後に別れ話を持ち出した台南市在住の女（26）が詐欺罪で起訴され、このほど執行猶予付きの有罪判決を受けた。25日付蘋果日報が伝えた。
男性の告訴を受けた検察当局は、虚偽の結婚話を利用して男性の同情を誘い、金銭をだまし取ったとして、女を起訴した。男性は女の言葉を疑ったこともあったが、関係を維持するため、４年間で200万台湾元（約570万円）以上を貢ぎ続けたという。裁判所はこのうち14万元が詐欺に当たると認定。女に拘役（自由刑）70日、執行猶予２年の判決を言いわたした。
刑事裁判では、詐欺に当たるとされたのは一部だけだったが、男性は民事訴訟で残額を取り戻したい考えだ。
男性は「愛する余り彼女（の要求）を許していたが、図に乗ってまるでＡＴＭ扱いされた」と怒り心頭だ。しかし、交際期間の６年でツーショット写真が１枚もないなど、客観的に交際していたとは言い難い状況だったことも判明。男性はいささか目が覚めるのが遅かったようだ。
