ニュース 金融 作成日:2011年5月26日_記事番号:T00030236
中央銀行が25日発表した4月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比で8.17%となり、2009年4月以来で最も低い伸びとなった。26日付経済日報が伝えた。
一方、M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は5.88%だった。市場関係者の間では、M1Bの伸び率がM2の伸び率と逆転する「デッドクロス」が第3四半期にも到来するとの見方が強まっている。
M1Bの伸び率低下は、流動性預金が定期預金へとシフトしていることが背景にあり、株式市場への投資待機資金が減少していることを示す。
中銀経済研究処の陳一瑞副処長は「中銀の利上げに伴い、流動性預金から定期預金への資金の動きはトレンドになった」と指摘した。
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