半導体パッケージング・テスティング（封止・検査）の京元電子（ＫＹＥＣ）は、不揮発性メモリー（Ｆ−ＲＡＭ）の米ラムトロン社との間で、同社のＦ−ＲＡＭ全製品の封止・検査を行うことで合意した。第３四半期から受託を行う見通し。26日付経済日報などが伝えた。
ラムトロンは、特殊メモリーのファブレスメーカー。同社の不揮発性メモリーは、医療設備や通信設備など各分野で使用されている。梁明成ＫＹＥＣ総経理は、「ラムトロンに十分な生産能力を提供できる。同社の封止・検査工程の簡略化に貢献したい」と語った。
ＫＹＥＣは近年、欧米のＩＤＭ（垂直統合型の半導体メーカー）や日本など海外顧客の開拓を加速している。昨年45％だった海外顧客比率を今年は50％以上に拡大したい構えだ。
