米アップルにタッチパネルを供給する宸鴻集団（ＴＰＫホールディングス）が７日発表した５月の連結売上高は、前月比16.1％増、前年同月比192.7％増の112億2,900万台湾元（約314億円）で単月過去最高を更新した。アップルのタブレット型パソコン「iPad2」の好調を受けて、好業績は今年末まで続くと予想されている。８日付経済日報などが伝えた。
第２四半期の売上高について証券会社は、前期比15〜18％増の291億1,800万〜298億7,700万元と予測しているが、経済日報は同社の４、５月合計売上高が既に208億9,800万元に達していることから、６月売上高が５月並みであれば前期比25〜26％の成長が見込めると指摘した。
また証券会社はＴＰＫの今年通年の売上高を1,000億元とみていたが、５月までで既に462億2,200万元に上っていること、および「iPad2」効果を好感して1,300億〜1,400億元に予測の上方修正を行った。
